琉球王国のグスクおよび関連遺産群 座喜味城跡
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 座喜味城は、15世紀の初めに護佐丸が築城した城で、西海岸側の北部と中部の境界にあり、多くのグスクは,石灰岩の丘陵などに築かれているが、ここは沖縄のグスクにはめずらしく、 国頭マージと呼ばれる赤土台地に築かれている。  もともと護佐丸は山田(恩納村)の按司でしたが、尚巴氏の北山討伐に参加、この功により北山監守を命じられ、北山残府勢力の監視の為に座喜味城を築いたといわれる。城は2つの郭(本丸、ニの丸)からなっており、 石造供門、および、「相方積み」など石造技術の発展過程を示す遣構が良く残っているといわれています。築城家として有名な護佐丸ですが、その築城にあたっては多くの人々が徴用され、 遠くは奄美大島や喜界島にも及び、人々は辛苦をなめたと思われる。。かつて、奄美あたりでは、子供が泣くと「護佐丸が来るぞ」といわれたくらい、人々からは恨まれていたようです。

1972(昭和47年)年5月15日 国指定史跡
2000(平成12年)年12月2日 世界遺産登録


 座喜味城は6年の歳月をかけて1422年に完成。2つの城郭からなり約2500坪の小規模なグスクです。2つの石造門(アーチ型門)は沖縄で最も古いと言われます。城内の発掘調査で15世紀の中国製青磁器や陶器などが確認されています。珍しい物として古代琉球の絵文字ロゼッタストーン(線刻文字)が出土しています。
入口の階段、バリアフリーは左側から。 松林の先にアーチ門 アーチ門
敵を誘導する騙しの巧みな構造。 手前は行き止まり。 一の郭城壁から二の郭を望む。
一の郭入口階段 アーチ門をくぐると正殿跡 アーチ門のクサビ(楔)
一の郭(正殿)の礎石 城壁に登ると。 嘉手納基地の空中給油機が。
読谷補助飛行場跡、嘉手納基地、北谷が一望できる。 民俗資料館

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