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琉球王国のグスクおよび関連遺産群 園比屋武御嶽 | ||||
園比屋武御嶽 | 首里城 | 玉 陵 | 識名園 | 斎場御嶽 | 中城城跡 | 勝連城跡 | 座喜味城跡 | 今帰仁城跡 |
1519年に第2尚氏王統の尚真王が武富島の西塘に命じて建設させたのが園比屋武御嶽の石門です。石門は神社の拝殿にあたり、今でも多くの人々が御香を焚き祈願に訪れます。園比屋武御嶽は首里城正門である歓会門と守礼門の間にあり、国王が外出する時には必ず神女らが祈願した王府の御嶽です。 石門は琉球石灰岩を用い,棟飾りには細粒砂岩が使用されています。中国と大和の両方の様式を取り込んだ琉球独自の石造建造物で遠近法が用いられている。石門は1933(昭和8)年に国宝に指定、しかし去る沖縄戦で破壊され、1956(昭和31)年に復元されましたが技術的未熟さから亀裂が入り、1986(昭和61)年に建て直された。このことは琉球王朝当時の石造建築技術の高さを教えてくれます。 石門 1972年5月15日国指定重要文化財 2000年12月2日/世界遺産登録 |
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![]() 石門の屋根は、唐破風(からはふ)の板葺き形式で、軒回りに垂木(たるき)、屋根の両端に鴟尾(しび)を飾ってあります。棟の中央には、火焔宝珠(かえんほうじゅ)を乗せるなど石造建造物で木造建築の特徴を出している。 |
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屋根の上には見事な石造彫刻。 | 石門の扁額 | 今でも地元の信仰の対象になっています。 |
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石門の扁額に書かれている文字は、「首里の王おきやかもいかなしの御代にたて申候、正徳十四年巳卯十月二十八」と記され、尚真王の時代に建てられた事が判ります。 西塘は他にも首里城の東にある弁ガ御嶽(岳)の御嶽の石門や優美で独特な曲線美を誇る首里城外壁も手がけたと言われます。彼は後に、首里王府の役人として武富島に帰ります。 |
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火炎宝珠と鴟尾(しび) | 「おきやかもいかなし」=尚真王 | |
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世界遺産の案内板 | 石門の裏側。 |